WO1995002871A1

WO1995002871A1 - Card processor with interlock processing function

Info

Publication number: WO1995002871A1
Application number: PCT/JP1994/001167
Authority: WO
Inventors: Seiji Mori; Asako Haseba
Original assignee: Fujitsu Limited
Priority date: 1993-07-16
Filing date: 1994-07-15
Publication date: 1995-01-26
Also published as: EP0668581A1; EP0668581A4; US5659166A; JPH0737147A; KR100196541B1; KR950703774A

Description

明細書連動処理機能付きカード処理装置 . 技術分野

本発明は、一つの装置でクレジットカード、プリペイドカード、キャッシュカードの精算処理とボイントサービス（物品を販売する際、その支払金額に一定の割合でサービス券を発行し、その合計額が所定値に達した時、その所定の金額に対応する金額を顧客に払い戻すサービス）の可能なカード処理装置において、これら複数の機能のうち関連ある機能を連続的に処理するとともに、上位装置のデ一夕の記録更新の可能なカード処理装置に関する。

近年、多様なサービスのカード化が進み、プリペイドカードゃクレジットカード、キャッシュカード等、各種のカードが広範に普及し、それぞれの機能に応じて用途も拡大している。

これらのカード処理装置で使用されるカードは、 1枚のカードで精算処理とボイント処理のような複数の機能の処理の可能なものや. 複数枚のカードで複数の機能処理を可能にするもの、精算処理等の処理を単独でしか処理できないもの等がある。

このような多種多様な用途に対応するカード処理装置は、本来のクレジットやプリペイドカードによる取引に加えて、カード使用者に対するサービス向上並びに利用促進手段の一環として、全く異なる分野同士での利用を可能にしたり、その他の付加サービス機能を盛り込む各種の試みがなされている。

しかしながら、このような複数の機能を有するカード処理装置では、それぞれの機能に応じた情報をカードに記憶しておく必要があり、情報量は増加し内容とともに操作手順も複雑化している。したがって、省力化 · 効率化のため各種機能の自動化 · システム化が求められている。背景技術

従来、複数の機能を有するカード処理装置では、ある機能を利用するための操作と他機能のための操作とは別々になっており、操作が煩雑 · 非効率で折角の機能も充分に発揮できないものも少なくない。

例えば、従来のカード処理装置においては、プリペイド処理ゃポイントサービスは、それぞれが独立して処理されており、プリペイド処理で支払われた金額に応じてボイントを発行したい場合、プリペイド処理が終了し、プリペイドカードが排出されてから、今度はポイント処理のためにポイントカードを挿入し、支払い金額を再度入力してポイント処理し、ポイントを発行している。

また、顧客の購入した商品の金額を、当該顧客の銀行口座から引き落とす銀行 P0S (Po i n卜 of -Sal es) においても、ポイント発行を行うためには、口座からの引き落とし処理を一旦終了し、ポイントサ一ビスをキーボード等により指定し、ポイントカードを改めて読み込ませ、再度キーボードから買い上げ金額を入力しなければならなかった。

このように従来のカード処理装置においては、銀行 P0S 処理とこれに伴うサービスボイント処理のように、カードが複数の機能に対応可能であっても、それぞれの操作は各々独立して行われており、 —機能が終了した後にカードが一旦排出され、その後改めて挿入して次の機能処理が実行されており、カードの読み取りや買い上げ金額の入力は改めて行わなければならなかった。

このため、カードの読み取りや金額等の入力操作は二度手間で、業務の非効率はもちろん、顧客の待ち時間も増大し、顧客サービスの点で好ましくなく、業務の効率化や顧客へのサービスの向上の観点から改善が求められていた。

また、カード内に記憶されているポイント点数、若しくは、商店街のホストコンピュータが管理している顧客の累積ポイント点数が一定値に達した際には、カード処理装置で回収処理を行い、その回収値に応じた金額や商品をボーナスプレゼントとして顧客に還元している。

しかしながら、従来の満点レシート（ポイントの累積値が所定値に達した時に発行されるお金との引換券）を印字発行して、その点数に見合った金額を顧客に還元する方法は、顧客がレシ一トを商品券のように使用していたため、レシートの紛失に伴う混乱や、店舗が本部へ回収した満点レシ一トを貼付してポイント回収の業務報告する必要がある等、煩雑な業務処理の負担が発生しており、この点でも改善が求められている。

なお、店舗側が予め顧客に所定のスタンプ点数の記録されたカードを発行しておき、顧客が買物をする度に当該カードから買上げ金額に応じたスタンプ点数を減ずる方法は「特開昭 62— 1 1 1 354」で開示されている。

また、当初はポイントカードであり、顧客の購入金額に応じてポィントを加算処理するが、累積ポイン卜が所定の点数に達すると、該カードをプリペイドカードに変換処理して、プリペイドカードとして使用する（特開平 4 — 242890 ) ものもある。

さらに、特開平 4 — 70993 では、プリペイド、クレジット、ボイント処理を一枚のカードで実施できるシステムを提案しているが、自動化 · 省力化の観点からの具体的手段は提案されていない。発明の開示

本発明はかかる事情に鑑みなされたもので、複数の機能を発揮するカード処理装置によるサービスの向上と業務の効率化のため、関連する機能を連続的に処理し、多機能化に対応した機能の自動化 · システム化を図ることにより、簡単かつ迅速な業務処理の可能な力一ド処理装置を提供することにある。

図 1 は、本発明にかかるカード処理装置の概略図である。

第 1 の発明はプリペイド処理機能とボイント処理機能を有する力ード処理装置において、カードの種類に応じてカードの有する機能を識別する識別手段 7 と、前記識別手段 7 の識別結果に応じ、連動処理可能な機能を判定する判定手段 8 と、前記識別手段 7及び又は判定手段 8の判定結果に基づき演算処理する演算手段 1 とを備え. プリペイド処理に引き続きポイント処理を連動処理するように構成される。

第 2の発明は、前記連動処理可能な機能がボイント交付機能であり、前記識別手段 7 は、読み取られたカードがプリペイド専用力一ドか、プリペイドカードとボイントカードが別々のカードか、プリペイドカードとポイントカードの併用カードかを識別するとともに演算手段 1 は、併用カードである場合にはカードを排出せずに精算処理に引き続いてポイント交付処理を行うように構成する。

第 3の発明は、前記連動処理可能な機能はボイントの換金処理であり、前記判定手段 8 は、顧客の累積ポイント数が所定の点数に達しているかを判定し、所定の点数に達している場合には、前記演算手段 1 は、前記所定の点数に相当する金額を前記ボイントカードに書き込む換金処理を行うように構成する。

第 4の発明は、銀行 P0S 機能とボイント処理機能を有するカード処理装置において、カードの種類に応じてカードの有する機能を識別する識別手段 7 と、前記識別手段 7 の識別結果に応じ、連動処理可能な機能を判定する判定手段 8 と、前記識別手段 7及び Z又は判定手段 8 の判定結果に基づき演算処理する演算手段 1 とを備え、銀行 P0S 処理に引き続きポイント処理を連動処理するように構成する, 第 5の発明は、第 4の発明において、前記連動処理可能な機能はボイント交付機能であり、前記識別手段 7 は、読み取られたカードがキャッシュ専用のカードか、キャッシュカードとポイントカードが別々のカードか、キャッシュカードとポイントカードの併用カードかを識別するとともに、演算手段 1 は、併用カードである場合にはカードを排出せずに精算処理に引き続いてボイント交付処理を行うように構成する。

第 6の発明は、第 4の発明において、前記連動処理可能な機能はボイント換金処理であり、前記判定手段 8 は、顧客の累積ボイント数が所定の点数に達しているかを判定し、所定の点数に達している場合には、前記演算手段 1 は、前記所定の点数に相当する額を前記ポイントカードに書き込む換金処理を行うように構成する。

第 7の発明は、第 4の発明において、前記連動処理可能な機能は顧客口座へのボイン卜の振り込み処理であり、前記判定手段 8 により累積ポイン卜が所定の点数に達したと判定された場合、前記演算手段は前記所定の点数に相当する金額の換金処理を行い、通信手段 9 は換金された額の顧客口座への振り込み処理を行うように構成する

第 8の発明は、前記第 2または第 5 の発明において、前記ポイントサービスのポイント交付において、ポイント交付率は対象別に任意に設定可能である様に構成する。

第 9 の発明は、前記第 3または第 6 の発明において、前記ポイント交付およびポイントの換金処理において更新されるデータは、該データを管理する上位装置にも記録されるように構成する。

第 10の発明は、プリペイド処理機能とボイント処理機能と銀行 P0S 機能とを有するカード処理装置において、カードの種類に応じて力一ドの有する機能を識別する識別手段 7 と、前記識別手段 7の識別結果に応じて、連動処理可能な機能を判定する判定手段 8 と、前記識別手段 7及び /又は判定手段 8 の判定結果に基づき演算処理する演算手段 1 とを備え、プリペイドカードあるいはキャッシュカードによる取引きに引続き、ポイントカードによるポイント処理の連動処理を行うように構成される。

第 1 1の発明は、前記第 10の発明のカード処理装置において、顧客のポイントカードの累積ポイント数が所定の点数に達しているか否かを判定し、所定の点数に達している場合には、前記演算手段 1 は、前記所定の点数に相当する額を演算し、前記点数相当額を、プリべィドカードに書き込み、あるいは顧客口座への振込みを行う換金処理を実行するように構成される。

第 12の発明は、前記第 10の発明のカード処理装置において、前記演算手段 1 による換金処理は、取り引き時に使用される機能がプリペイド機能である場合には、前記点数相当額をプリペイドカードに書き込み、銀行 P0S 機能である場合には顧客口座への振り込みを行うように構成される。

近年、カードによる取引きにおいて、ポイントサービスはっきものであり、該ポイントサービスにおいて、直前の取引きデータを自動的に入力することができれば、オペレータの負荷は著しく軽減される。

また、ポイントサービスの結果をカードやホストコンピュータ、銀行等の顧客の口座に自動的に記録できれば、顧客へのレシ一トゃ伝票の発行が不要となるため、顧客とのトラブルは防止でき、しかも満点レシ一卜の発行にともなう煩雑な業務処理の負担が軽減できこのため、本発明は、このような関連した業務を一貫したシステムのもとに連続処理し、業務処理の簡素化，効率化を図るものであ o

このような観点から、本発明のカード処理装置は、カード取引きの際に精算が終了すると引続き、この精算処理のデータを引継ぎ、カードの機能に応じたポイント交付のサービスを行うものである。即ち、本カード処理装置にカードが挿入されると、該カードを読取り/書込み装置 1 1の中に吸入したまま読取り手段 2 によりカード情報を読取り、識別手段 7 により当該カードの有する機能を識別し. この機能に応じて所要のデータを記憶し、演算手段 1 が顧客によつて購入された金額に従って処理を行い、買上げ金額等の所要のデータは記憶部に記憶し、精算処理を終了する。

続いて、連動処理が可能なカードの場合にはボイントサービスプログラムが起動され、前記識別手段 7 により識別された結果に基づき、プリペイドカードとポイントカードが異なる場合には、プリべイドカードを排出しポイントカードを再挿入する。

次いで、読取り手段 2 はカードの磁気ストライプ上の累計ボイント値を読み取り、演算手段 1 は今回の売上金額に応じたポイント値を求め、累計ポイント値に加算し、前記カードの、書込み手段 3 により更新された新たな累計ポイント値をカードのポイント領域に書き込み、力一ドを排出する。

このように本発明では、プリペイド処理で読み込ませたカードでポイン卜処理との連動処理が可能かどうか判断する処理を追加することにより、カードの有する機能に応じて自動的に連動処理、単独処理が区分できるようになっている。また、読み込んだカード上に、ポイント領域があるかどうかの判断処理を追加し、同一カードで連動処理ができる場合は、カードの排出を行わずに続いて処理を行うことにより、カードを 2度読ませる無駄を排除している。

従って、従来のポイント処理に伴うカードの再揷入、再読取り、買上げ金額の再入力等の二重手間が排除でき、操作の簡素化とともに、処理の迅速化及び人為的なミスの防止が期待できる。また、力一ドの有する機能に応じて連動処理や単独処理いずれも可能となる , また、本発明ではポイントの換金処理を行う。即ち、ポイント交付のサービスが終了すると、判定手段 8 は、累積ポイント数が所定のポイント数に達したかを調べ、所定のポイント数に達している場合は、これを自動的に判定し、所定のポイント数を金額に換算し、これをカードのプリペイド領域に加算処理するものである。

これにより、「満点ポイント」の際の回収処理が自動的に行われるので、回収業務の簡素化ができる。さらに、伝票やレシートの印字が不要になり、いたずらな混乱やトラブルを回避でき、短時間で処理できるため、業務の簡素化、効率化が可能となる。

次に、銀行 P0S システムによる取引においては、顧客の口座をァクセスして、振込み、引き落としのできる通信手段 9を持ち、しかも、通常取引きとポイントサービスを連動させ、通常取引中に累積ポイント数が満点（一定の点数）に達すると、その点数に該当する金額を顧客の口座に自動的に振り込むものである。

これにより、銀行 P0S の操作は自動化され簡単になり、処理時間は短縮し操用性が著しく向上する。図面の簡単な説明

図 1 は本発明の概略説明図である。図 2 は本発明のカード処理装置の構成図である。

図 3 は本発明のカード処理装置及びピンパッドの一例の外観図で図 4 は本発明のソフトウアの構成図である。

図 5 は本発明のプリペイドカードに対応するプリペイド会社テーブルの一例である。

図 6 は本発明のキャッシュカードに対応する銀行テーブルの一例でめ。

図 7 は本発明のカードデータの一例である。

図 8 は本発明の第 1 の実施例の動作を示すフローチャートである, 図 9 は本発明の第 1 の実施例の動作を示すフローチヤ一ト（続）でめる。

図 10は銀行 P0S システムの構成図である。

図 1 1は本発明の第 2の実施例の銀行 P0S システムの動作を示すフローチャートである。

図 12は本発明の第 2の実施例の銀行 P0S システムの動作を示すフローチャート（続）である。発明を実施するための最良の形態

以下、図面を参照しながら本発明の実施例について説明する。

図 2は本発明の 1実施例のカード処理装置の全体構成を示すプロック図であり、図 3 に当該カード処理装置の外観図を示している。なお、図 1 の原理図と同一または相当部分には同一番号を付して説明する。

図 2 に示すようにカード処理装置本体は演算部 1、入力制御部 21、印字制御部 22、表示制御部 23、モデム 9、カード装置制御部 26及び記憶部 24で構成されており、入力部 4、表示部 5、印字部 6、ピンパッド 25、力一ドの読取り Z書込み装置 1 1が接続されている。

1 は演算部であり、売上及びボイント処理に係わる演算処理を行うとともに当該カード処理装置全体を制御するものであ.る。

該演算部 1 は入力部 4から入力された売上げの合計を求めるとともに、読取り/書込み装置 1 1から顧客が提示したカード 10の残高デ一夕や累計ポイントを読出し、必要に応じ上位装置に照会を行い、精算処理やポイントサービスを行うものである。

入力部 4 は操作者によって必要な情報の入力を行うもので、キーボードやバーコードリーダなどとすることができる。この入力部 4 によって、当該処理機能に関する所要データおよび条件の入力、複数機能処理に関する要求などの入力が行われる。

入力制御部 21は、キーボードからの入力を制御して、それぞれ所定の機能を発揮させるとともに、演算部 1 との間のデータの送受を制御するものである。

ピンパッド 25 (図 3参照）は、銀行 P0S システム等において顧客の暗証番号を入力する周知のものである。

印字部 6 は所要の情報、例えば商品の名称、単価、数量、売上金額の小計や合計、税額、累計ボイント等をレシ一トゃ小型カード等に印字し、利用者に交付可能にするものである。このプリント内容によって連動処理された内容を視覚により確認可能にすることがでさ O o

印字制御部 22は、演算部 1 と印字部 6の間の信号の送受やレシ一ト発行のためプリンタの印字制御を行う。

表示部 5 は、 CRT や液晶ディスプレイとすることができ、カード処理装置の運用において、品名、個数、単価、合計金額等の各種入力情報を表示するとともに、当該カード処理装置の状態や所要操作の選択、次ステップの表示等を行いオペレータに対するメッセージを表示するものである。

この表示内容には、当該処理機能に関する表示に加えて、連動処理すべき機能に関する表示、あるいは、これから連動処理を実行することを報知する表示、エラー表示等も含まれる。

表示制御部 23は上記表示部 5 と演算部 1 の間の信号を制御するものであり、当該機能の処理の他に、予め設定された内容であれば、他機能に関するデータも表示したり、さらに当該機能を実行したあと、他機能を連動処理するための表示の制御をすることができる。モデム 9 は上位装置に対する書き込み/読み出しゃ照会（信用の調査を含む）の通信を行うものであり、商店街等のホストコンピュ一夕との交信は該装置を通じて行われる。

記憶部 24には、当該装置を動作させるプログラムを格納した ROM 、及びホスト装置からの各種プリセット情報をはじめ、売上げや印字に関する情報等を一時的に記憶する RAM で構成されており、 RAM には ROM に格納されているプログラムがロードされ、演算部 1 は、この RAM に記憶されたプログラムに従って動作し、該カード処理装置全体を制御する。

また、記憶部 24は、売上情報やカード 1 0に記憶された情報を記憶したり、レシートやカード 1 0に印字する印字データを一時記憶するために使用される。

この RAM には、当該処理機能に関するデータの他、累計ボイント処理を連続して処理するためのフラグ（連動か否かを示すフラグ）や、その他の機能を実行するのに必要な処理手順、ならびにこれらの処理に必要なデータ類も格納される。

読取り Z書込み装置 1 1は、所定のカード 10を通過させながらカード 10の所定位置の磁気ストライプから情報の読出し Z書込みを行う。読み取られた磁気ストライプ情報は力一ド処理装置に伝送され、所定のプログラムにしたがって処理される。

このため、読取り Z書込み装置 1 1はカード吸排出部 27、読取り部 2、書込み部 3で構成されており、カード装置制御部 26を通じて力一ド処理装置の演算部 1 に接続されている。

読取り部 2 はカード 10の保有する利用者個人の特定情報を読み取り、利用者の特定を行ったり、取り引きに関する情報を読み取るために使用される。このような利用者の特定情報や取引き情報は一時 RAM に記憶され必要に応じて演算部 1 により読み出され、取引処理に供される。

書込み部 3 は演算部 1で処理された取引きの精算結果やポイント値をカード 10に設けられた磁気ストライプに記録するためにも使用される。通常は磁気処理が行われるが、レーザ光を利用した光磁気カードとすることができる。また、使用限界を知らせるための穿孔や印字のような可視手段を併用することもできる。

具体的には、カード 10の磁気部分に記憶されている残高から売上金額が減算されて精算処理が行われる。この減算により残った金額が書込み部 3 によりカード 10に再書込みされる。

カード吸排出部 27は、取引きの精算やポイント処理のため演算部 1 からの制御信号により所定のカード 10の吸排出をする周知のものある。

カード装置制御部 26は、前記読取り部 2や書込み部 3、カード吸排出部 27を制御してそれぞれ所定の機能を発揮させるとともに、演算部 1 との間のデータの送受を制御するものである。

力一ド 10は本実施例では磁気ストライプを有する磁気カードであり、この磁気ストライプには顧客の I D、額面、残高情報、日付、累計ポイント、発行会社番号、その他種々の顧客情報が記憶されるようになつている。また、本発明ではカード 10として磁気カードを用いているが、力ード 10は、これに限定されることなく、例えば I Cカード等の読み出し Z書込みができる可搬型の記憶媒体であれば何であつても良い。図 4は本発明のソフトウェア構成図である。図に示すように、本発明におけるプリペイド処理プログラムには、連動処理の際に挿入されているカード 10が総合 P0S カードか否かにより、当該カード 10 の排出 · 揷入の要否を判定するため、読み込まれたカード 10上にポィント領域があるかどうかを判断する「カードリード処理」 71が設けられている。

また、プリセットテーブル処理では、読み込まれたカード 10で連動処理が可能かを判断するため、プリセットファイルのカード発行会社の会社コードと比較する「データ比較処理」 72と、各会社毎のポイント交付率を読み込む「交付率読込処理」 74、及び、満点ボイントの際の換金基準を読み込む「回収率読込処理」 73が設けられている。

なお、本発明のプリペイド会社テーブル（図 5参照）は各会社ごとに設けられているので、ポイント交付率を各会社ごとに設定することにより容易にカード発行会社ごとのボイントサービスの差別化を図ることができる。

一方、ポイントサービスプログラムでは演算処理として、取引き高に応じたポイント交付数を演算する「連動交付演算」 76と、満点ポイントの際に所定の点数から換金額を求める「連動回収演算」 77 が設けられている。

その他、満点ポイントの際の換金額をプリペイド領域に加算記入する「プリペイド領域書込」 75、及び、ポイントサービスの起動元が、例えばプリペイドカードなのか、またはキャッシュカードなのかを判断する「起動元判断」 78が設けられている。連動処理の可能な場合にポイント処理を起動する「起動処理」 70 と、ポイント処理を起動する際に、プリペイド取引きの支払い金額としてカード処理装置の入力部 4 より入力された値と、カード 10を排出の有無を示す判断フラグをデータとしてポイント処理に引き継ぐ「支払い金額と排出フラグ」 79が設けられている。

次に、図 5 はプリペイドカードの処理に引続きポイント交付を行う複数機能を連続処理する場合のプリペイド会社テーブルの構成例を示す図である。

会社コードは当該カードを発行した会社のコード番号であり、会社固有印字データは当該カードを発行した会社の会社名、グループ番号は同系列のカードに付されたグループ番号である。

本発明では連動処理をするため、図のようにプリセット領域に連動可否フラグ、連動交付率、連動回収率の項が設けられている。

プリペイド会社毎のボイント処理の連動の可否のフラグは、例えば、 0なら単独処理、 1 ならプリペイドカードとポイントカードは別々になっており、 2なら総合 P0S カード（一枚の磁気カードにクレジット、銀行 P0S 、プリペイドの 3通りの支払い方法と、ポイントサービスが受けられるカード）である等と規定し、この連動可否フラグを読み込むことによって演算部 1が判断し、所要のメッセージを表示装置 5 に表示するとともに、演算処理する。

なお、プリセットフアイルに予め所要のデータを設定しておくことにより、カードの種類や取引き方法、購入商品の種類等に応じたサービスの差別化も可能となる。例えば、プリペイドカードとクレジットカード、キャッシュカード等もこのような方法により対応可能となる。

図 6 は、キャッシュカードの処理に引続きポイント交付を行う場合の銀行テーブルの例を図示したものである。会社コードは当該力一ドを発行した会社のコード番号であり、会社固有印字データは当該カードを発行した会社の会社名、グループ番号は同系列のカードに付されたグループ番号である。

図 5 と同様、会社コードゃ会社固有印字データ、支払い方法選択情報等のデータに加えて、複数の.機能の連動処理を行うか否かのフラグを設定する連動可否フラグを設け、このフラグの状態に応じて連動処理か単独処理かを決定する。

この銀行テーブルはホスト装置に記憶されていて、照会処理によつて端末装置に転送される。

なお、連動処理の場合に挿入されているカード 10が、総合 P0S 力一ドであるか否かの判定は、読取り部 2が挿入されているカード 10 にポイント領域があるか否かを読み取ることにより行われる。

図 7 は、キャッシュカードのデータの一例を図示したものである _c このカードは会員番号、暗証番号、有効期限等のデータに加えて、複数の機能の連動処理を行うか否かのフラグを設定する連動可否フラグを設け、このフラグの状態に応じて連動処理か単独処理かを決定するように構成される。

図 8、図 9は、精算処理、ポイント発行処理の連動機能付きカード処理装置の動作を示す第 1 の実施例のフローチャートである。以下連動処理の動作について図 8、図 9を参照しながら説明する。

取引きが開始されると、先ずカード 10が読取り書込み装置 11に揷入され、読取り部 2 により所要のデータが読み取られ（ステップ S 1 1 ) 、記憶部 24の RAM 部に記憶される。

この読み取られるデータは、例えば利用者 I D、プリペイドカードの場合の利用残高、キャッシュサービス利用限度、有効期限、利用可能システムの種別コード等がある。

次いで、挿入されたカード 10は使用可能かが調べられる（ステツプ S.12) 。即ち、カード 10内の例えばプリペイドカードに記録された発行会社の会社コードとカード処理装置、又は上位装置の有するプリペイド発行会社テーブル（図 5参照）に記憶された会社コードとの比較が行われる。

この比較において、会社コードのデータが一致しなかった場合はその店では使用不可のカードなので、その旨を表示部 5 に表示してカード 10を排出して、当該顧客に関する処理を終了する（ステップ S 15) 。

一方、カードに記録された発行会社のコードと一致する会社コードがプリペイド発行会社テーブルに記憶されており、カード 10が使用可能であることが確認されると、オペレータにその旨が通知され. オペレータは入力部 4 より、取引の精算を行うために顧客の購入した商品の種類、コード、単価、個数等のデータを入力する（ステツプ S 13) 。入力された取引データは、記憶部 24の RAM 部に順次登録され、続いて、演算部 1 により売上金額の累計が求められる（ステップ S 14) 。

これらのデータの入力はキーボードが利用可能であることはもとより、商品に付加されたり、あるいは一覧表に表わされたバーコ一ドを読み取るバーコードリーダのような自動読み取り装置を併用するしとち ^ έ Ό

次いで、入力が終了したかが調べられる。（ステップ S 16) 。入力の終了は終了キーの押鍵により行われる。

なお、ステップ S 16において、まだ売上げ商品の入力が終了していない場合はステップ S 13に戻り、さらに売上げ商品の入力が続けりれ Ο ₀

取引データの入力が終了すると、続いてカードの照会処理を行う

(ステップ S 17) 。即ち、プリペイドカードの場合は、所要に応じ上位装置が管理しているシステムに問い合わせ、顧客の I Dやカードの有効期限等を確認し、またキャッシュカードの場合は信用の調査を含む照会をホストに対して行い、その結果に基づいてカード 10の有効性を判定する。

この際、顧客のポイントが調べられ累積ポイントが所定の点数に達していると、その旨が上位装置から端末へのメッセージで上位装置より通知される。

照会の結果、有効期限切れ等の理由により力一ド 10が使用不可の場合は、表示部 5 に所定の表示を行い、カード 10を排出して（ステップ S 21 ) 処理を終了する。

一方、ステップ S 17の照会の結果、挿入されているカード 10が使用可の場合は、続いて取引きが成立するかが調べられる（ステップ S 18) 。即ち、キャッシュカードの場合は信用の調査を含む照会を行い、またプリペイドカードの場合は残高を記憶部 24より読出し、残金が充分にあるか等を確認する。

そして、残高不足等の理由により取引きが不成立の場合は、当該取引きが不成立であることと、その理由を表示部 5 に表示してオペレー夕に知らせるとともに、カード 10を排出して（ステップ S 21 ) 処理を終了する。

一方、取引きが成立した場合は、カード決済が行われる（ステツプ S 19) 。即ち、書込み部 2 は取引きデータを記憶部 24より読出し、日付、時刻、売上げ金額とともに取引きされた商品の商品コード、単価等、所要のデータをカード 10に書き込みカード 10の金額の更新 (減額）を行い決済を終了する。

次いで、ポイント処理と精算処理との連動処理が可能かが調べられる（ステップ S 20) 。この判断の方法は、プリセットテーブルで、プリペイド会社テーブル（図 5参照）の各会社毎に連動可否フラグ ( 0が連動なし、 1 が連動ありを示す）をみて連動処理が可能かを判断する方法と、カード 10内のデータの連動フラグをみて連動処理が可能かを判断する方法等がある。

連動なしであれば、従来どおりのプリペイドの単独処理であるので、カード 10を排出して（ステップ S 21 ) 処理を終了する。

一方、連動処理可の場合は、続いて当該カード 10がボイントカード併用のカードかが調べられる（ステップ S 22) 。この判断は同一カード上にボイント領域があるかどうかで判断される。

総合 P0S カード、即ち、プリペイド処理とボイント処理が同一力ードで処理可能な場合は、カード 10を排出せず、そのまま次処理へ進む。一方、カード 10上にボイント領域がない場合は、挿入中の力ード 10を排出して（ステップ S 23) 次処理に進む。

ポイント処理の起動では、カード 10の排出の有無と、支払い金額を引き継ぎデータとして、ポイント処理プログラムを起動し（ステップ S 24) 、プリセットファイルのポイント交付率、回収率を読出し、記億部 24の RAM 部に格納する（ステップ S 25) 。

次いで、カード 10が揷入されているかが調べられる（ステップ S 26) 。カード 10が挿入されていればボイントデータの読込みを行う (ステップ S 28) 。

一方、カード 10が排出されていればボイントカードを揷入し（ステツプ S 27) 、ポイントデータの読込を行う（ステップ S 28) 。次いで、ポイン卜発行のための演算処理を行う（ステップ S 28) « 即ち、ポイント発行の計算を行うために、各起動元（プリペイド処理または銀行 P0S 処理を示す）から引き継いだ買上げ金額データと RAM に格納されているポイント交付率（図 6参照）からポイントの発行数を求め（ステップ S 29) 、カード 10のポイントデータの更新を行う（ステップ S 30) 。ポイントデータの更新は、ホストコンビユー夕によって管理される場合がある。

以上によりポイント交付のための連動処理は終了する。引き続き累計ポインド数が所定値を越えたかが調べられ、越えた場合には「満点ポイントサービス」処理を行う。

前記ステップ S 30のボイントデータの更新後、累計ポイント値が所定のサービス点数に達したかが調べられる（ステップ S 31 ) 。累計ポイント値が所定の点数に達していない場合には「満点ポイントサービス」は成立しないので、カード 10を排出して（ステップ S 38) 処理を終了する。

—方、ステップ S 31で累計ポイント数が所定のサービス点数に達している場合は、 RAM に格納されているボイント回収率と基準額を乗算し、換金額を求める（ステップ S 32) 。

次いで、換金額に相当するポイント数を累計ポイント数より減算し、所要に応じ上位装置のポイントデータの更新を行う（ステップ S 33) 。

次いで、揷入されているカード 10が総合 P0S カードか、即ちプリペイドクレジットとボイント処理とが併用されているか否かが調ベられる（ステップ S 34) 。そして、総合 P0S カードの場合は当該カード 10のプリペイド領域の更新処理を行う（ステップ S 37) 。

即ち、ステップ S 32で求められた換金額をプリペイドカードの残額に加算するかまたは、当該顧客の銀行口座への入金処理をし、力 — ド 10を排出して（ステップ S 38) 、処理を終了する。

一方、総合 P0S 力一ドでない場合は、ポイントカード 10を排出して（ステップ S 35) 、プリペイドカードを揷入し（ステップ S 36) 、当該カード 10のプリペイド領域の更新処理を行い（ステップ S 37) 、カード 10を排出して（ステップ S 38) 、処理を終了する。

なお、本実施例ではプリペイドカードを例に説明したが、クレジットカ一ドゃキヤッシュカードの場合も同様の処理が可能である。また、本装置によれば、従来の単独処理型のカード、プリペイドカードとポイントカードが別々になっているカード、総合 P0S カード何れも使用可能となる。

以上説明したように、本発明によれば精算処理に引き続いて自動的にサービスポイントの交付及び「満点ポイント」の処理が行われるので、カード排出および再揷入、操作者のデータの再入力に伴う時間的不経済を軽減することが可能となる。したがって、店舗混雑時のレジの混雑解消にも役立ち、サービスの向上に資することがでさ

また、プリセット内容は、表示ならびに印字処理の対象とすることもできる。

図 10は第 2の実施例のボイントサービスを自動的に行うことのできる機能を有する銀行 P0S システムの構成図である。

本装置は、前記第 1 の実施例のカード処理装置の構成を基本に、暗証番号を照合するピンパッド 25、及び通信手段としてのモデム 9 を装備し、商店街等のホストコンピュータを通じて自動的に顧客の銀行口座への振込み、引き落しを行うように構成される。

本発明のカード処理装置は、キャッシュカードやポイントカードの他、総合 P0S カードのように 1枚で、キャッシュカードとしても. ポイントカードとしても使用可能なカードの読み書きの可能な読取り部 2、及び書込み部 3を有している。

そして、読取り部 2で読み取られる力一ド 10が、キャッシュカードなのか、ボイント取引もできる総合 P0S カードなのかを演算部 1 内の識別部 7が識別する。この識別は当該カード 10にボイント領域があるか否かによって判定される。

識別結果がキヤッシユカ一ドであれば、力一ド 1 0から銀行コードを取り出し、カード処理装置のプリセット項目から、該当する銀行の銀行コードに対して設定されている「ボイント取引との連動の可否」情報（フラグ）（図 6参照）を読出し、「連動有り」であれば、銀行 P0S による取引が終了すると、続けて金額を引き継ぎ、ポイント処理に移行する。

このように、銀行 P0S による取引きで生じた買い上げ代金の顧客の口座からの引き落しや、「満点レシート」の換金振込みは、商店街ホストコンピュータを通じて行うので、端末のカード処理装置の通信は商店街ホストコンピュータとできればよく、基本構成は従来の装置と大差はない。

図 1 1、図 12は銀行 P0S のカード処理装置の動作を示す第 2の実施例のフローチヤ一トである。以下銀行 P0S システムの動作について図 1 1、図 12を参照しながら説明する。

取引きの開始は、オペレータが、キーボードで「銀行 P0S 業務」を選択し押下することにより開始され（ステップ S 41 ) 、これにより銀行 P0S 機能が起動される。

次いで、読取り書込み装置 1 1に顧客のキヤッシユカ一ドが挿入され、読取り部 2 により所要のデータが読み取られ（ステップ S 42) 記憶部 24の RAM 部に記憶される。

この読み取られるデータは、例えば利用者 I D、銀行番号、キヤッシュサービス利用限度、有効期限、利用可能システムの種別コード (総合 P0S カードの場合の J I S #8のカードデータの中に存在するコードのことで、プリペイドのみ（ 1 ) 、ポイントのみ（ 2 ) 、プリペイドとポイント併用（ 3 ) 等を意味し、これにより、プリペイド業務、スタンプ業務で使用可能かどうかの判断の一部として使用する）などがある。これらデータの中で当該処理機能に必要なデータはもとより、予め設定された他機能のデータも読み取られる。次いで、挿入されたカード 10の対象銀行はボイン卜の連動処理が可能かが調べられる（ステップ S 43) 。これはカード処理装置の記憶部 24上に記憶されている銀行テーブルの該当銀行の連動可否フラグを検索して行われる。

この検索において、挿入されているカード 10がボイントサービスの連動処理が可能なカードの場合には、カード処理装置の RAM 上に「連動処理可能」を示すフラグをセットする（ステップ S 44) 。

—方、連動処理不可の場合には、そのままステップ S 45に進む。次いで、挿入中のカード 10が総合 P0S カードかが調べられる。 (ステップ S 45) 。これは、ポイント業務を連動した際に、使用されているカードが総合 P0S カードの場合には、カードを再度読み込まなくて済むようにするためである。

そして、揷入されているカード 10が総合 P0S カードの場合には、カード処理装置のメモリ上に「ポイントカード挿入済」を示すフラグをセットする（ステップ S 46) 。

一方、総合 P0S カードでない場合には、フラグを OF F にしたまま次処理へ進む。

次いで、オペレータはピンパッドで暗証番号を入力し（ステップ S 47) 、続いて、キーボード 4 より顧客の購入した商品の金額を入力する（ステップ S 48) 。入力された取引データは、記憶部 24の RAM 上に言己憶れる。

買上げ金額の入力が終了するとキーボードより入力終了キーを押下する（ステップ S 49) 。

入力終了キーが押下されると、ステップ S 48で入力されたデータをメモリ上でメッセージに編集し、端末内に設定されている電話番号先にモデムを経由して自動送信し、信用の調査を含む照会処理を行い（ステップ S 51 ) 、口座引き落としの承認を得る。ここで電話を接続する先は、商店街ホストコンピュータである。電話を受けた商店街ホストコンピュータは、該当する銀行のホストコンピュー夕に電話を接続する。ポイント管理には 3つの方法があり、カード上にはポイントデータを持たず、ホストコンピュータのみで管理する方法、カード上にポイントデータを持ち、ホストコンピュータでも管理する方法（カードを優先）、およびカードのみで管理する方法である。カードで管理している場合にはホス卜からの通知は必要ない。

この際、ポイントが所定の点数に達していると、その旨が商店街ホストコンピュータより通知される。

次いで、取引きが成立するかが調べられる（ステップ S 52) 。即ち、商店街ホストコンピュータを通じて銀行より「取引き成立」のメッセージを受信したカード処理装置は、所定の口座からの引落し処理をするとともに、印字部 6 は取引き成立の伝票を印字して当該取引きを終了し、続いてポイント処理を行う。

—方、ステップ S 52で取引き不成立、即ち、商店街ホストコンピユー夕より「取引き不成立」のメッセージを受信した場合は、所定の表示を行い、印字部 6 は「取引き不成立伝票」の印字を行い（ステツプ S 54) 、カード 10を排出して（ステップ S 68) 処理を終了する

ポイント処理では、先ず、連動処理のフラグがセッ卜されているかが調べられる（ステップ S 55) 。連動フラグ（スタンプ業務への連動を行うか否かを判定するためのもの）がセットされていない場合には、ポイント処理を行わないので、カード 10を排出して（ステップ S 68) 処理を終了する。

一方、連動処理のフラグがセッ卜されている場合には、続いて、ポイントカードが揷入済かが調べられる（ステップ S 56) 。これはステップ S 46でセットされたフラグの有無により判断される。

ポイントカードが揷入済の場合には、そのまま次処理に進むが、揷入されていない場合には、現在挿入されているキャッシュカード 10を排出し（ステップ S 57) 、ポイントカードを挿入して（ステツプ S 58) 、次処理に進む。

ポイント値の演算（ステップ S 59) は、 RAM 上に格納されている買上げ金額とプリセットフアイル上のボイント連動交付率（スタンプ機能で行っている交付の何倍で交付するかを意味するもの）から交付ボイント数が求められる。

次いで、カード 10に記録されているポイント値に、今回の買上げポイント値を加算する（ステップ S 60) 。即ち、読取り /書込み装置 1 1内にあるカード 10のボイント累積領域に、ステツプ S 59で求めたポイント数を加算する。

以上でポイント交付のための処理を終了し、引き続き「満点ボイント」の処理を行う。

「満点ポイント」の処理では、先ず、演算部 1 内の判定部 9 により累積ポイント数が所定の点数に達したかが調べられる（ステップ S 61 ) 。ここで所定の点数に達していない場合は、カード 10を排出して（ステップ S 68) ポイント処理を終了する。

—方、累積ポイント数が所定の点数に達している場合は、ポイント数に対応する金額を求め、メッセージを作成し、メモリに格納し (ステップ S 62) 、モデムを経由して商店街ホストコンピュータに自動送信する（ステップ S 62) 。

商店街ホストコンピュータは、カード処理装置からのメッセージを受けて該当する銀行のコンピュータに照会を行い、サービスボイント数に応じた金額が、銀行の顧客の口座に自動的に振り込まれる (ステップ S 63) 。次いで、ポイントサービスの成立が確認される（ステップ S 64) 即ち、ポイントサービスの成立の確認は、商店街ホストコンビユー夕が銀行からのメッセージを受けて、カード処理装置に振込完了のメッセージを送信することにより行われる。

商店街ホストコンピュー夕から振込完了のメッセージを受信したカード処理装置は、ポイントカード 10内の累積ポイント数から今回サービスしたポイント数を減算し（ステップ S 65) 、印字部 6 はサ一ビス成立の伝票を印字して（ステップ S 66) 、カード 10を排出する（ステップ S 68) 。

オペレータは排出されたボイントカード 10とともに当該レシ一トを顧客に渡して処理を終了する。

一方、サービスが成立しなかった場合は、不成立の理由を表示部 5 に表示するとともに、印字部 6 はサービス不成立の伝票を印字し (ステップ S 67) 、カード 10を排出し（ステップ S 68) 、処理を終了する。

このように、本発明によれば一つのカード処理装置で、銀行 P0S 取引も、ポイント処理もでき、しかも、銀行 P0S 取引に引続きボイントが自動的に交付され、ポイントがある一定の点数に達すると、「満点ポイント」の換金額の顧客の口座への振り込みやポイント力一ドのボイン卜の減点が自動的に行われるので、銀行 P0S システムの操作性が著しく向上する。産業上の利用可能性

以上詳述したように本発明によれば、 1 台の装置でプリペイド処理とポイント処理が可能なカード処理装置において、カードの種類に応じてプリペイド処理とポイント交付処理との連動処理が可能と 7よる。したがって、操作が簡単になるとともに、店舗混雑時のレジの混雑解消、顧客の待ち時間の短縮にも役立ち、サービスの向上に資することができる。

また、ポイントの累計がある一定の点数に達すると、自動的に力一ド上のプリペイド領域に一定の点数分の金額が加算されることから、「満点ポイント」のレシートや商品券を発行する業務等が削減され、利用者の利便性が高まる。

さらに、第 2の発明によれば、累積ポイント数が一定値に達した際に、顧客の手をわずらわすことなく自動的に顧客の口座に所定の金額が振り込まれるので銀行 P0S システムの利便性が著しく向上する ο

また、店舗側も、銀行 P0S とスタンプ業務が連動できるので、操作（キータッチ数、カード挿入数が減る）が楽になる。さらに、連動しない場合は、銀行毎に設定をかえられるので、柔軟に客のニーズに対応できる。

Claims

請求の範囲

1. プリペイド処理機能とボイント処理機能を有するカード処理装置において、

力一ドの種類に応じてカードの有する機能を識別する識別手段

( 7 ) と、

前記識別手段（ 7 ) の識別結果に応じ、連動処理可能な機能を判定する判定手段（ 8 ) と、

前記識別手段（ 7 ) 及び/又は判定手段（ 8 ) の判定結果に基づき演算処理する演算手段（ 1 ) とを備え、

プリペイド処理に引き続きポイント処理を連動処理することを特徵とするカード処理装置。

2. 前記連動処理可能な機能はポイント交付機能であり、前記識別手段（ 7 ) は、読み取られたカードがプリペイド専用カードか、プリペイドカードとポイントカードが別々のカードか、プリペイドカードとポイントカードの併用カードかを識別するとともに、演算手段（ 1 ) は、併用カードである場合にはカードを排出せずに精算処理に引き続いてポイント交付処理を行うことを特徴とする請求の範囲第 1項記載のカード処理装置。

3. 前記連動処理可能な機能はポイント換金処理であり、前記判定手段（ 8 ) は、顧客の累積ポイント数が所定の点数に達しているかを判定し、所定の点数に達している場合には、前記演算手段（ 1 ) は、前記所定の点数に相当する額を前記プリペイドカードに書き込む換金処理を行うことを特徴とする請求の範囲第 1項記載のカード処理装置。

4. 銀行 P0S 機能とポイント処理機能を有するカード処理装置において、カードの種類に応じてカードの有する機能を識別する識別手段

( 7 ) と、

前記識別手段（ 7 ) 及び又は判定手段（ 8 ) の判定結果に基づき演算処理する演算手段（ 1 ) とを備え、

銀行 P0S 処理に引き続きボイント処理を連動処理することを特徴とするカード処理装置。

5. 前記連動処理可能な機能はポイント交付機能であり、前記識別手段（ 7 ) は、読み取られたカードがキヤッシュ専用のカード力、、キャッシュカードとポイントカードが別々のカードか、キヤッシュカードとポイントカードの併用カードかを識別するとともに、演算手段（ 1 ) は、併用カードである場合にはカードを排出せずに精算処理に引き続いてポイント交付処理を行うことを特徴とする請求の範囲第 4項記載のカード処理装置。

6. 前記連動処理可能な機能は顧客口座へのボイン卜の換金振り込み処理であり、前記判定手段（ 8 ) により累積ポイントが所定の点数に達したと判定された場合、前記演算手段は前記所定の点数に相当する額の換金処理を行い、通信手段（ 9 ) は換金された額の顧客口座への振り込み処理を行うことを特徵とする請求の範囲第 4項記載のカード処理装置。

7. 前記連動処理可能な機能はポイント換金処理であり、前記判定手段（ 8 ) は、顧客の累積ポイント数が所定の点数に達しているかを判定し、所定の点数に達している場合には、前記演算手段（ 1 ). は、前記所定の点数に相当する額を前記ポイントカードに書き込む換金処理を行うことを特徵とする請求の範囲第 4項記載の力一ド処理装置。

8. 前記ポイントサービスのポイント交付において、ポイント交付率は対象別に任意に設定可能であることを特徴とする、請求の範囲第 2項又は第 5項記載のカード処理装置。 -

9. 前記ボイント交付およびボイントの換金処理において更新されるデータは、該データを管理する上位装置にも記録されることを特徴とする、請求の範囲第 3項または第 6項記載のカード処理装置,

10. プリペイド処理機能とポイント処理機能と銀行 P0S 機能とを有するカード処理装置において、

カードの種類に応じてカードの有する機能を識別する識別手段

( 7 ) と、

前記識別手段（ 7 ) の識別結果に応じて、連動処理可能な機能を判定する判定手段（ 8 ) と、

前記識別手段（ 7 ) 及び Z又は判定手段（ 8 ) の判定結果に基づき演算処理する演算手段（ 1 ) とを備え、

プリペイドカードあるいはキャッシュカードによる取引きに引続き、ポイントカードによるポイント処理の連動処理を行うことを特徴とするカード処理装置。

1 1. 前記カード処理装置は、顧客のボイントカードの累積ポイント数が所定の点数に達しているか否かを判定し、所定の点数に達している場合には、前記演算手段（ 1 ) は、前記所定の点数に相当する額を演算し、前記点数相当額を、プリペイドカードに書き込み、あるいは顧客口座への振込みを行う換金処理を実行することを特徵とする請求の範囲第 10項記載のカード処理装置。

12. 前記演算手段（ 1 ) による換金処理は、取引き時に使用される機能がプリペイド機能である場合には、前記点数相当額をプリべィドカードに書き込み、銀行 P0S 機能である場合には顧客口座への振込みを行うことを特徴とする請求の範囲第 10項記載のカード処理

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